2008年04月23日

井伏鱒二

KAKO


ハナマル5月号が配布中です。
今月の特集は「町じまん」。備後に住んでいながら、まだまだ知らないことがたくさん発見できて面白かったです。

「町ツアー」という町遊びのコーナーが最後にあるんですが、その中で紹介している加茂町出身の小説家、井伏鱒二さんの甥が生家に住んでいるということで、取材に行ってきました。

井伏鱒二といえば、日本近代文学史に名を残す文豪。あの太宰治も師事していました。代表作である「山椒魚」しか読んだことありませんでしたが、郷土を舞台とした随筆も多く残しています。

取材では、生家にお邪魔していろいろとお話しを聞いていたんですけど、やはり聞きたいのは文献に残されていない裏話的なこと。

人柄や趣味などは本誌で触れている通りなんですが、細かなところも聞いてみようと好きだったテレビ番組(ちなみに高校野球)や好物の料理(ちなみに畑でとれた野菜)とか余計なことまでいろいろ聞きました。しかし、一番ビックリしたのは井伏鱒二の作品について。

甥の井伏章典さん曰く、「随筆はウソばっかり書いてるんですよ。叔父は『随筆はウソは書かん!』って言ってたんですけどほとんどウソですよあれ(笑)」
えぇーっ!うそなの!?衝撃すぎて本誌には載せられませんでした。


取材で聞くと、彼の作品はシュールでもあり、ユーモア溢れているそう。淡々と書いているようだけど、巧妙すぎて引き込まれてしまうのだとか。随筆は例えウソだろうと、素晴らしいものは素晴らしい!と思って、是非読んでみてはどうでしょうか。私もこれから読むつもりです。


ちなみに、TBSドラマ「ルーキーズ」で、『山椒魚』のストーリーが引用されていました。リアルタイムなネタだったのですぐにピンときました。
「2年間ついうっかり」して穴から出られなくなった山椒魚の話しです。学生当時はあまり理解できませんでしたが、今思えばシュールかも。もう一回読み直してみようかな。



posted by ハナマルブログ 福山 at 19:06| Comment(0) | TrackBack(1) | 取材の裏ネタ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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『鶏肋集・半生記』井伏 鱒二 (著)
Excerpt: 子守り男に背負われて見た、花の下での葬式の光景。 保養先の鞆ノ津で、初めて海を見た瞬間の驚きと感動。 福山中学卒業と、京都の画家橋本関雪への入門志願。 早稲田大学中退前後の、文学修業と恋の懊悩。 陸軍..
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